
一部報道を受け、次亜塩素酸水を空間噴霧する安全性について多くの疑問が持たれております。
WHO、厚生労働省など公的機関において、空間噴霧は「確立した評価方法がない」にとどまり明確に否定しておりません。
次亜塩素酸の空間噴霧の安全性に関する規格基準がないため、当社では独自に基準を設け安全性を確認しております。
・空間噴霧の有効性について
空間噴霧はその名前から「空間消毒」のイメージがありますが、当社は空間噴霧の目的は浮遊菌を制御することではないと考えております。
新型コロナウィルスのような微生物はなにかに付着することで安定するため、浮遊菌よりも付着菌のほうがはるかに多く存在します。
浮遊菌に対しては換気することである程度制御可能です。
しかし、換気だけでは制御できない付着菌は次亜塩素酸水の噴霧が有効と考えています。
空間噴霧の本来の目的は付着菌への作用です。
天井に向けて噴霧された次亜塩素酸水の微細粒子は、上から下へ徐々に降りながら付着菌に接触して作用します。
次亜塩素酸水の微細粒子は空中に留まることはなく、床やマットに落ちて床やマットの付着菌に作用します。
空間噴霧の付着菌対策は新型コロナウィルス感染予防になると考えています。
居間、畳部屋など、腰を据えて落ち着くところ、ヨガ・フィットネスクラブなど床を使用する環境に、次亜塩素酸の空間噴霧は有効と考えております。
・空間噴霧の有効塩素濃度について
当社では噴霧器を使用する環境によって次亜塩素酸水の有効塩素濃度を調整することを推奨しています。
〇人がいないところ
有効塩素濃度は50~100ppmを推奨します。
〇人がいるところ
水道水の基準値と同等の1~5ppmを推奨します。